オペラ座の暇人

 

パリはまだまだコロナの真っ只中....

ロックダウンはぎりぎり避けられているものの、門限もここのところずーっと午後6時にしかれ、大きな店舗は軒並み閉鎖中。フードの TakeOut は出来るけど、いつ頃から以前のように室内で外食ができるようになるのか、買い物ができるようになるのか、まだぜんぜん兆しが見えない状況。 

そんな中でも用事はあるので、私はパリの街中には今住んでる郊外からよく行きます。で、買い出しに行く日系スーパーがあるオペラ座の階段に座る暇人達(ほとんど若者です)をよく見ます。 ランチやおやつを食べるだけでなく、階段でずっと本を読む子や、おしゃべりに興じるティーンも多く、みんな外に出たいんだなあーと実感。Paris市内のアパルトモンは小さいので(って沢山訪れた訳じゃないけど)、ほとんど2人だけの夫婦なら1BR(寝室一つ、リビング1つとキッチン)で暮らしてるみたいだし、しかもリモートワークだと、ストレスを抱えた人同士一日中顔つきあわせてて、余計ストレスも溜まったりして(でも1人で悶々としてるよりいいけど)。息抜きは大事!

最近は暖かい日も増えてきた。でもまだリモートワークで時間はあったりする。お外でちょっと(あるいは数時間)過ごすのはフィジカルにもメンタルにもすごく良い。友達と一緒なら尚更おしゃべりでメンタルデトックスが出来るかも。

私は個人的に、 コロナに配慮が必要な疾患のある人、高齢でリスク・カテゴリーに合致する方以外は、煮詰まったと思ったら、外に出て(マスクは必要なところでして)、このコロナ波にメンタルで負けないようにするのは大事と思っている。

外に出て外の空気を吸う事、日光に当たる事、歩く事。。。普段普通にしてた事が普通には出来ないと感じる今だからこそ、意識的にしてほしい。ってか時間はいつも会社で残業してたより減った筈(?)なので、すこしくらい暇はあると思う。自粛って「外に出れない」って訳ではないし(特に日本はコロナそんなに大変じゃないし)メンタルヘルスを守るためにぜひ。もちろんコロナが怖い人は無理に外に出る必要はないけど、もし何の疾患もなくて若いのに、とにかく怖くて外に出れない!って場合、その恐怖の心理を深堀りしてみるのはメンタルヘルスにとって良い事だと思います。だって大抵怖い、いやだなって思うことって、相手を知らない事から派生しているから。知ることによって、理解が生まれ恐怖も収まる場合が多いから。

ちなみにフランスでは、エクササイズで外に出るのは「エッセンシャル=必要なこと」と認められている。一時間程度にしてね、って言われてるけどそんなの誰が確認するかって感じで、もし毎日外に出れないなら、一回出たら2-3時間外でストレス解消しても良いと思う。私は週に3回は、7-8㎞位は走るか歩くか、とにかく外に出てしっかり息抜きしています。 外の空気を吸う事は、気分転換になる。日光に当たる事は、ヴィタミンDの化合と共に、サーカディアンリズム=体内時計の調整をして、眠りの質を良くします(特に朝ね)。そして歩くことはもちろん運動不足解消になるしストレス解消にも。っていい事尽くし。(UVとマスクやサングラスは私には必須だけど)

ずっと家に籠ってしまうことで自分のメンタルな健康を損なうリスクがあるなら、それを自らの責任で防ぐのはとても大事。とはいえ日本の都心でマスクしないでブラブラ歩いて無駄に公共の怒り(マスク警察?)をあおったりすると逆にそれがストレスになると思うので、マスクは必要な場所ではすることを前提に。

オペラ座でぐだぐだしてる暇人の若者達は、実は自分を大事にして自分に良い事をしている、と思う私なのでした。少しでも暇があったら、外に出て空気吸おう!


 

 

 


コメント

人気の投稿