ホリディという名の(欲望の)電車
Happy Christmas for all!
カードのフォトだけ見ても華やかな気分になる、フランスのホリディ。
アメリカで暮らしてた(10数年以上住んでた)頃は、グリーティングカードってお誕生日以外あまり送らなかったし興味もなかったけど(今の主流はデジタルカードだものね)、今年は買ってみたフランスのグリーティングカード。なんかフランス語で書いてあるのがおっしゃれな気がして。(もう既にフランス共和国の住人で「現地のひと」なのに、まだ異国おフランスに憧れてる若い女子のようなイメージでカードを買うってどうなのと突っ込みたくなりますが。)
今年は、なにしろコロナだったので、フランスの ホリディは例年に比べると、とっても地味だったようです。Champs-Élysées street (シャンゼリゼ通り♪)にはクリスマスのライティングが灯って一応それらしくなったけど、ショッピングもかなり大人しく、パーティもないから飲んだくれもあまり歩いていないってことで。(まあ今年から住み始めた新米には過去との比較はできないのでよくわからないのですが、今年が世界中どこも例年にない地味~なクリスマスだったのは想像にかたくない。)
フランスは、12月頭まではロックダウンされてたし、そもそも旅や人々の gathering は推奨されていないので、家族に会いに行く旅行者はちょっとこっそり行く感じであまり大々的にメディアでもフューチャーされず。近づくホリディに家族に会うのを想定し、クリスマス前には簡易COVID19検査テントが街のあちこちに出現していました。
フランス国外に家族がいる人々は、今年は自粛して自宅クリスマスだった人が殆どだったみたい。
オットの家族がイギリスにいる我々は、完全アウト。
で、お家から、夫婦ふたりで、ZOOMやFB、GOOGLEなどのアプリでそれぞれの家族とつながった zoom party Christmas となりました。
家には夫婦2人しかいないから、食卓にのったクリスマス系の食事はいつもの年より数が少なく、妻としては逆に助かった部分も多かったのですが、でもそこはやっぱりフランス。クリスマスには、沢山のお肉(ターキーやチキンもありだけど、なんていってもビーフがメインかなぁ)の前に、フォアグラ (fois gras)、パテ (pate)、パン、パスタ(サラダもちょこっっと)など、いっぱいリッチフードを食べる。特にコクがあるものは良しとされるのでもう。。胃に重いったらこの上ない。
オットはフォアグラが大大大好きなので、ここぞとばかりに以前からクリスマスのために買いだめしてたし、パンもきっちり数種類準備。フランスにはフォアグラを乗せて食べる専用ミニトーストみたいなのが数種類あって(さすが!クラッカーとかじゃなくて専用パン!)、フォアグラとマッチするように、玉ねぎや、ナッツ、レーズンやフィグなどの下味がついてるのもいっぱい種類があってスゴイ。お土産にするとむちゃくちゃ喜ばれそうな! オットはそれぞれの味をランキングしながら、前菜として昼くらいから大量にバクバク食べていました。(ちなみに彼はやせ型です。なんで!ってくらい甘いものや炭水化物食べるのに40代でも全然太らない。エクササイズもろくにしないのに。神様は不公平。)
そして、今年はうちはメインは鴨だったのですが、メインが終わると、これも前から目をつけていたらしいパティスリーでゲットしたフランスのクリスマスの定番ケーキ、Buche de Noel =ブッシュドノエル (アイシングで切った木に雪を乗せたようにイメージしたチョコレートロールケーキ、基本むちゃくちゃ甘いやつです)の大きな切り株を美味しそうに食しておられました。もう尊敬に値する食べっぷりだったので尊敬語を使用するくらい一日食べっぱなしでした。
この果てしなき食の饗宴というクリスマス。年に一度のお祝いなんだから!っていう免罪符で人は飲み、食べ、楽しみます。私は現代のあまり肉体労働や農業を営むでもない我々オフィスワーカー(しかも今年はずっとリモートワークであまり動いてないよね?)の我々には、近年ちょっと行きすぎなように思いますが如何でしょうか。食欲って、健全にあるのは良いことだけど、その欲望がありすぎだと正直身体にはあまりよろしくない結果になることが殆どな気がします。(現在のアメリカ人を見よ!肥満率オフィシャリー5割、非公式だと7割って言われてます。日本や中国は肥満率たったの2-3%。だけど最近増えてるって聞きます。)
私は最近流行ってキてる「カロリーの摂りすぎがエイジングを招く」派に昔から実は個人的に賛成しています。日本でも、昔アンチエイジングで有名になった(当時50代)南雲先生というMDが「一日一食主義」を唱えていて(覚えてる人いるかな?)、10数年後の今も、65歳でなかなかの若見えを維持しておられるのを拝見し、納得がいった次第です。
ちなみにこの先生、今はガンを専門にしておられるようで、ガンとエイジングの関係を知るわたしとしては超なっとく。
南雲先生のサイト:
https://inochinoshokuji.or.jp/
というわけで、エイジングを予防したい私としては、最近は冬で寒いけどまたスロー・ジョギングを再開。夏以降ずっとなまけてたので、5-6㎞からスタート。ついでに一緒に intermittent diet (日本語ではプチ断食っていうのかな?)を始めた私。16-17時間は何も固形物を食べないデトックス生活をしています。特にアメリカに越してから、例年ホリディ後には間違いなくちょっと体重増えていたので、今年フランスで迎える最初のホリディにはこの欲望に打ち勝ってやる!って思って。例年だとホリディに食の欲望を加速するのは実はソーシャルなシチュエーションが多いですよね? 久々に会う家族親類と囲む食卓は味が3割増しで美味しくってどんどん食べられる!更に、彼のママが作ったお料理や絶対は残せません(よね?)。でもって彼のママや妹さんが作ったスイーツはたいていいっぱい作ってあるから、食べたあと「お持ち帰り」もしますよね。更に、食べろ食べろと進められる現地のスイーツやお菓子類も断れません。でもって、これらを食べて2-3日もすると「もういいや」って気分になってとことん食べちゃう。これが正月まで続く(笑)。
という訳で、実は今年のZoomのOnlineはちょっとありがたかったかも。i am missing them so much だけど、この時期コントロールが効くって悪くない。
この調子で年末年始、体が軽いまま乗り越えます。
そうでなくてもフランスという美食の国に来てから美味しいものをずっと食べっぱなしなので、ちょっとデトックスが必要って思ってたところ。
ホリディを制すものはダイエットを制す!です。
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