完全無欠ダイエットを、不完全に取り入れる
今更ですが、Bulletproof Dietを読みました。
で、部分的に自分の日々のダイエットに取り入れようかと思っています、
今これ日本でもブームらしいですが、流行だから試そうというより(そもそも日本の流行に興味はない!)、本をたまたま読んで、理論的に納得いくものだったので「良いものはやってみよう!」みたいなノリ。
そもそも、アメリカの身長190cm(高っ)白人男性が、アメリカで材料を揃え実践し自分の体で効果を発揮したものなので、香港在住の153cm(低っ)日本人女性に、同じ効果は出ないことを前提に進めないといけません。 でも、アメリカに長く住んでたせいか、私はコーヒーがないと生きていけないし、炭水化物、とくに「お米」に対する未練&執着ゼロ、余分な糖分やソーダはもともと摂らない主義なので、このダイエットは取り入れやすい。(唯一、ベーグルが食べれないのがイタイ。が、香港や日本にはどうぜ美味しいベーグルが少ないから、まあ、あきらめるか。)
ただ、私みたいにしょっちゅう飛行機でいろんな国をあちこち行き来する人には、特定のコーヒーやバター、オイルやべジーを携帯することは不可能。あと日本にも出張で頻繁に行くけど、日本には、肉やバターに「牧草を食べた牛」由来であると表記する商品は一般には出回っていないのです。 だから、このダイエットを実践するには、楽天とかで探して高いのを買って行く先に常備しないといけない。(バターは、来週の日本出張時にバターコーヒーが毎日摂れるよう、先日買っておきました。到着時に配達されるよう組んだけど、250g1パックで1500円くらい。高っ!) 北海道で牧草食べてる牛は絶対いるだろうから、その辺、今後製造者さんはちゃんとうたって、マーケティングして、消費者に買いやすくして欲しい。
あと楽天で調べたら、日本では、生はちみつ(=加熱処理を加えていないRAWなもの)も入手しにくい。。高いし、そもそも取り扱い業者も少ない。はちみつの供給は世界的に(みつばちの減少で)少なくなってるとは聞いてるから、そのせい?
これら、Distributionに関しては、今後、個人的に、日本の我が家のご近所にある「ナチュラルハウス」さんにもっと頑張って欲しいです。最近、バターコーヒーっ実践者増えてるみたいだから、東京表参道なら、Grassfedバター、牛乳、肉は、買う人けっこういると思います。
あと小柄なアジア人女性としてAwareしておくべきことは、身長や体重の違いによる筆者との摂取量の違いと、我々アジアンの腸、消化器や免疫系、などなど白人のアメリカ人男性と違う点ですかね。バランスは自分で加減して様子を見ましょ。(=著者はいちいち「バイオハックして」って言ってるけど、自分の体に自分で負荷をかけて様子を見るのはハックって呼ぶの?まあマーケティング用語として使ったんだと思うけど、自分の身体で実験するのをすべてハックと呼ぶなら、世の中全部のエクササイズやダイエットはハックよね。)
なお、このダイエットで一番魅力的だなと思ったのは、低炭水化物系で、なんとカロリー計算がなく、余分な「食欲」が減る可能性があること。 私のダイエットは筆者の過去と似てて、あくまで「常識」に基づいて、肉やバターや悪い脂を避け、摂取カロリーをコントロールし運動するという王道なダイエットで、これって苦しい割には体重はあまり減らないという悪循環があって、でも、年齢のせいで代謝が落ちて体重は減らないものだ、と思い込んできた。
体重の減りが遅いのはまあいいとして、一番ツライのが、あくなき食べ物への渇望や空腹感。←これは私の場合、体が欲しがるというより脳が欲しがる感じで、食べてもなんとなく満足感が得られず、日によって渇望のレベルが違う感じ。どうしても食べたりない日は、食事以外にスナックやコーヒーなしではいられないような、口さびしい感じ。これは、もしかして女性特有のホルモン周期のせいかもと思ってきたけど、これが、前日・当日に「食べたものの影響」「炭水化物が引き起こす」かもしれないというのは「Aha!」Momentでした。 自分でも、過去にしっかり肉を食べた後にそういった事象がおきにくいのは経験として知ってたから、肉やオイルのなどで「脳を満足させる」重要性は腑に落ちやすかった。
ただ、このBulletproofは日本語で「完全無欠ダイエット」と訳されているのだけど、英語版読むとちょっと違うよね。。。まずBulletproof=防弾は、完全無欠ではない。完全無欠を逆に英語にすると、Completely perfect、Absolute perfection=絶対に完璧、どこにも隙はなく「極端な感じ」になる 。でも実際のダイエット方法は、もっと極端でなく、ゆるやかで良いと著者は言う。 著者は様々なダイエットや運動を試して失敗を重ねてきた人だけあって、ダイエットに取り組む人々のInsightを熟知している。だから、このダイエットは「始められるところから始めればいい」し、ちょっと食材や食べ方が違ったからといってすぐ「だめだ失敗した!」とあきらめないで欲しい、と書いています。 食べ方や運動の仕方、自分に良い食材、アレルギーを起こす食材、などなどを知って、調整していく必要もハッキリと書いている。このModerateさは、現代の常識にとらわれてる我々には都合が良いし、スタートしやすい。
このダイエット方法で一番、私にとって衝撃が大きかったのは、豆や豆乳が善か悪かって議論です。私は豆乳が半端なく好き(牛乳が嫌い)で、無調整200mlパックを、いつも中国やタイへの出張にはもっていくほど(向こうには無添加無調整豆乳は売っていない豆乳は全部加工済みで砂糖入り。) 毎日、夕方からのDecafも含め、2-3杯はコーヒーをたーっぷりの豆乳入りで飲む。これを100%絶つのは、チャレンジング。
(ちなみにバターコーヒーはしっかりコクがあって美味しいから、豆乳入れなくても問題なしでした。でもオフィスにバター持ってっていちいち入れるのは、ちょっと無理。)
あとはエクササイズについて。正直今でも「週3より週1のトレーニングのが効果的にやせる」って言われてもピンとこない。マラソンは運動ではない、と言われてもいまいち説得力に欠けるような。。。まあこれは、私が2ヶ月前ほど前から、ジョギングを香港で再スタートさせたことにが原因。もともとニューヨークでセントラルパークやハドソン川沿いを10-20km定期的に走ってて、ジョギング大好き!なので、香港で仕事が終わるまで会社に残って仕事する、という生活を、まず仕事を切り上げジョギングし、必要であればまた仕事を(あくまで必要な量のみ)夜する、という生活に切り替えた。すると、あっという間にストレスが減り、睡眠の質が良くなった。 私の場合、走り方も相当ゆるいし(香港みたいな暑い場所で無理したら倒れます)、ダイエットのためだけに始めた訳じゃないけど、ある程度のカロリー消費はあるから、今後体重減に影響してくることを期待している。だから、これを切り替えろ、といわれると「せっかくいい感じなのに!」と抵抗するのだと思う。まあこのダイエットに害を与える訳ではなさそうなので、とりあえず続けることとります。
という訳で、豆乳とエクササイズ以外はほぼ問題なくAdaptできそうなので、今週からButter Coffeeから、スタートしてみた。今3日目、体重1kg落ちた。(けど1kgって水分やホルモン周期で変動するから、とりあえず様子みます。)
Bulletproof 英語版
https://www.bulletproofexec.com/the-complete-illustrated-one-page-bulletproof-diet/
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