その先の恋 Do you dare?
海外旅行に行って口説かれたことのない日本人女子はいない。
今までいろんな海外へ出かけたけれど、男性からナンパのひとつも(道端で「ジャパン?キレイデスネ~」程度でも良し)かけられたことがないとしたら、ワザと男のような格好をしていて本当に男子と思われたか、或いはレズビアンだと思われる振る舞いをしていたか、年齢制限にひっかかったか(60歳以上のナンパ率は低し)・・いずれにせよ、自身の容姿或いは言動に何か理由があったと思ってよい。
そのくらい、もう一回言っちゃうけど、日本人女性は世界のどこへ行っても人気が高い。年齢よりもずっと若く見えて、小奇麗で華奢でお金持っていそうでいつもスマイリーでソフトで高い声で話す、おまけに英語で生意気な態度を取らないニッポン女性に、男(国籍不問)がグッと来ないほうがおかしいのだ。
海外で(もしかして日本でも)まあ割とモテるけど~、私って日本人以外絶対興味ないから何言われても関係ないわ、日本男児命!って女性はまあ、海外での出会いでナニかが起きるなんてことはないからいい(→この話題から除外)。 しかし「私は特に出会いを求めて毎回旅行する訳じゃないけど、もし海外でステキなハプニングが起きたらワクワクしちゃうかもしれないわ・・」という女性は、もしその「何か」が起きたとき(大抵は「割と好み」と思う男性との出会い)が勝負時。 ・・・しかし、そのチャンスにのってみるか、見送っておこうか?で迷う人も多いのではないだろうか? だって、うっかりのった誘惑のその先が強盗やレイプなどの犯罪だったら超危険だし、適当に遊ばれちゃっても悔しいし・・・と、いろいろ考える(慎重になること自体はとても良い事!)だろうし、よく知らない人との出会いがいつも素敵な経験になるとは限らないのも確かだ。
特に犯罪に対してのリスクに対しては慎重になるべきで、一寸でも「なんか変?」と思う人には、間違っても絶対について行ったりしてはイケナイ。(出会いのシチュエーションが不自然ではないか、彼の言動の一貫性、そして自分のガット・フィーリング=第六感をフル活用し「一見いい人に見える犯罪者」は嗅ぎ分けましょう。犯罪者は大抵向こうから獲物を求めてやってくるので、いろいろ良い事ばかり沢山言ってくる男には特に注意しましょう。)
いちばん犯罪リスクの低い出会いは、自分から、好み!と思う男性を思い切って誘ってみることなのだ。(自分の誘った人がたまたま犯罪者で、声をかけたら被害にあってしまいした、って確率は・・・とても少ない。) まあ、露骨にセックスを持ちかけるのでは勿論なく、話をいろいろしてみる、興味を持ってみるって意味で、カジュアルに相手を誘ってみるのは、イスラム教以外の国ならトライしてみて全然OK。 でも「顔だけ好みだったから道端でいきなりナンパ」は成功率低いし、日本人女性の尊厳に関わるのであまりオススメしない。 せめてちょっとツアーで一緒だったとかスタバで話したとか、きっかけを作って相手のインテグリティをみてその後を決めましょう。(だって旅先であれ何であれ、顔だけで決めた相手とセックスだけするなんて、タイで売春ツアーしてるオヤジじゃないんだから、味気ないし、シャロウではありませんか!)
が、まあキッカケを作って会話を盛り上げて・・なんてのも、シャイな日本人にとって、言葉がよく通じない海外の展開だと、難しい場合もありますね・・・。まあその辺は縁(=ラック)もある話だと思うので、無理やり展開をさせるのは難しい場合、その場で臨機応変に考えましょう。いろんな人との出会いを自然に楽しみたいという場合、現地で行くツアーに現地で参加することが近道です。また、旅行者じゃなくて現地の人と知り合いたい場合には、現地のイベント(ボランティアとか)に直接参加するのが近道です。 現地が超田舎だったりしたら現地のバス、電車、本屋、大学やカフェ等をうろうろして話の出来る人をつかまえられれば吉。(現地のバーやクラブでもいいけど、じっくり話ができる場所でない場合も多く相手への見極めはアルコールが入ると甘くなるので、上級者以外にはあまりオススメできません。)
ここで一番大切なのは、自分の主体性。素直に率直に思ったとおりに行動すること。 そして、自分で取った行動にはオトナとして責任を持ち、結果自分の望んだ展開にならなくても被害者意識を持たないこと。 そして相手が自分の望みどおりに行動してくれるのを期待するのではなく、自分がしたいことをとにかくする!ということ。後悔しないことを最優先すること。素敵だわこの人、と自分が強く感じたならもっとお話するためにコーヒーに誘えばいいし、更にその先「この人セクシー」と思ったら食事(「ちょっといい所でディナー」が望ましい)に行ってみればいいのだ。食事をとても愉しく過ごせたのに向こうからアプローチが何もなくて・・でも自分はもっと一緒にいたい、ぶっちゃけ一緒に朝まで過ごしたいの・・と思ったら部屋でワインでも・・とか言って誘っちゃえばいい。(それでも向こうが引くなら理由が何かあるだろうから深追いはバツ。)
ちなみに西洋の場合、浮気に対して女性は寛容ではないから、結婚してる人をステキだからと言ってやみくもに誘うのは、相手にとってとても迷惑な場合も多い。 指輪をしてるなど明らかに結婚している人はやめといたほうが無難。
ここで気をつけたいのが「相手にこんなにも望まれるステキなワタシ」、という、ただのヒロイン願望を満たすための相手への興味の場合・・。 自分に興味を持ってもらいたいけど、相手には本心から興味を持っていない場合が多いから、話が自分の期待した展開どおりにいかない時に後悔・落胆する場合がとても多くなる。ここで大切なのは、徹底して「自分が何を望むか、自分が相手をセクシーだと心から感じるか」ということだ。自分の気持ちに対して真摯になるべきで、本心からしたいと切望したことをやるべきだ。(まあ相手に無理強いしない範囲でね。) サイモン・フミ氏の、東京ラブストーリー(古っ)で、リカがカンチ(だっけ?)に興味を持ち大胆に「セックスしよ!」って言うシーンがある。彼女は帰国子女で考えるより先に行動+発言しちゃうのだけど、女性からセックスを「しよ!」と言ってしまうその率直で豪胆な心意気は、ドラマを通して全日本人女性にパワーを与えたと思う。
真摯に心から望んでした行動は(たとえそれが旅先であっても普段であっても)、結果がたとえどう出ようと、尊厳が宿るものだ。そして、そんな風にいつも心に素直に行動する癖をつけていくと、素直な行動がいつも自然と出来るようになり、より自分が望むことによりフォーカスできるのだ。結果、望みが叶う確率も多くなっていくし、自分の世界がどんどん拡がっていくのだ(なーんて、超ポジティブすぎ、でしょうか?)。
過去にドラマよりもステキな旅先での恋を何度か経験した者(私)は、この「素直行動論」に関しては一家言あります。 だって、この人ステキかも・・と思う人に、人生でいったい何人、何回出会える? 例えその恋が後で終わったとしても、自分が素敵と思える人と時間を過ごせた経験は絶対に自分のハッピーな思い出となるのだ。そして、ステキな思い出1個分は、エルメスのバッグ100個分よりヒトの心を暖かくし、強くする。
でも何回も言うけど、海外での犯罪にはくれぐれも気をつけましょう。
これは、海外で危なっかしい女性達を何人も見てきた私からの老婆心。
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